最近はもっぱら所有する高額カードを売り払っている。

車を購入してお金がないとか、カードに飽きたとか、別の趣味にお金を使うとか、いろいろな動機が考えられるが、まぁタイトルが一番の動機だと思う。

「ソシャゲはサービスが終了したら何も残らない」って言うけどさ、僕からしたらとてもありがたいことだよ。思うに、蒐集の要素がある趣味を止める時に物が残ると未練も残る、後悔も残る、楽しかった思い出も残る。実は一番後者がキツイ訳なんだけどもここは割愛するよ。まぁ執着してしまう訳だ。

執着を断ち切るには人に譲るか、売るか、或いは全部えいやと捨ててしまうかの大体3通りなんだけども、どれも中々難しい訳ですよ。ある種の「欲」が出てきてしまうんです。人間だもの。そもそも執着を簡単に断てる人は蒐集なんかしないですよ。

まぁだからソシャゲなんかはある意味優しいと思いますね。

その中で僕は「売る」という選択肢を取りました。完全に止める訳ではないけども少しずつ減らそうと思って。もうちょっとカードやりたいしね。それに「譲る」って行為は意外と悪手で、譲られた側に責任を押し付けるようなものなんだよ。人から好意でもらったカードを平然と捨てたり売ったりする人に譲りたくないというのもあるし、それらが出来ないような善人に譲ってもそれらが出来ない故の葛藤で苦しめてしまうしね。

「捨てる」ことも惜しく感じてしまうからやっぱり「売る」選択肢が丸いです。売った場合は買ってくれた人が「自分がお金出して買ったカード」ってことで自由に扱えるしね。そっちのが気楽でいいと思う。

それで話を戻すと言っても僕が言いたいことは完全にタイトルの通りで、少しずつカードから足を洗おうってことです。

少しばかり自分の話をすると、僕は特に趣味と言えるようなものはない。アニメもゲームも漫画も小説もそれなりに好きだし、サーフィンもする。絵を書いたりするのも良いし、登山も楽しいものだ。小学校から10年くらいバスケやってまぁまぁ誇れる成績も残せた。色々やっている中で一番時間とお金を費やしたのがカードだった。

理由は特にないけど、多分「変な人がいっぱい居る」からだと思う。勿論、それぞれの趣味の分野に変な人はいっぱい居るんだろうけど、カードショップほど手軽に変な人に接せるスペースもないと思う。キチガイも多いけどね。それに加えて単純にカードやってる変な人と波長が合うんだと思う。

あと、いつからかは忘れてしまったんだけども「一番長くやってるからカードをやる」っていう最高に皮肉な理由でカードやってたんだと思う。この理由が少しずつカードをやる理由の大部分を占めてきて自分の趣味に対する唯ぼんやりとした不安に繋がっていると僕は考えている。

誰もまだ趣味を止める人の心理をありのままに書いたものはない。僕は読んでくれる人に送るグダグダで拙いの日記の中に、はっきりこの心理を伝えたいと思う。カードをやっている人はTwitterなどに結婚とか、飽きとか、或は又精神的苦痛とか、いろいろの趣味を止める動機を発見するであろう。しかし僕の考えによれば、それは動機の全部ではない。のみならず大抵は動機に至る道程を示しているだけである。少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の趣味に対する唯ぼんやりした不安である。

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